内容紹介

菩提心とは、本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心――。本書では、その菩提心を、12の側面(「月の心」「火の心」「空の心」「山の心」「稲穂の心」「泉の心」「川の心」「大地の心」「観音の心」「風の心」「海の心」「太陽の心」)から解き明かす。その一つ一つの菩提心を念じ、イメージしてゆくことによって、自由ですがすがしく、エネルギッシュで忍耐強く、慈しみと包容力に満ちた本来の自分を取り戻し、新たな人生への扉が開かれてゆく。

 

目次

はじめに――世界を輝かせる「菩提心」
乾いてゆく世相の中で/今こそ「菩提心」が必要な時代/私たちの中に眠っている「菩提心」を呼び覚ますために
月の心
豊かに大きい透明な光/「月」に心惹かれてきた人間/「月の心」とは/緒方洪庵とチューラ・パンタカ/「光を探す」ことから/陰徳の心を育む/「月の心」を育むエクササイズ
火の心
語り継がれる「火」の物語/「火の心」とは/誰もがそう生きることを願って生まれてきた/吉田松陰とジャンヌ・ダルク/WHATを問い、集中すべき一点に向けて全力を尽くす/「火の心」を育むエクササイズ
空の心
心の自由を求めて/人は自ら不自由さを生み出している/「空の心」とは/制約が可能性になる自由の境地/福沢諭吉とアインシュタイン/「空」と一つになって、自らの不足を前提として歩む/「空の心」を育むエクササイズ
山の心
人間の深層とつながる山の世界/遙かな存在としてあり続けるもの/「山の心」とは/鑑真和上と北条時宗/「山」になりきり、重心を確かにする/最初から最後までを全うする/「山の心」を育むエクササイズ
稲穂の心
「稲」が象徴するもの/「稲穂の心」とは/杉田玄白とファラデー/率直に感謝を表す/5つの恩恵を見出し、それに応える一歩を踏み出す/「稲穂の心」を育むエクササイズ
泉の心
神聖で貴重な「泉」/「泉の心」とは/二宮金次郎とエジソン/内なる「泉」を信じる/声なき呼びかけを聴く/「泉の心」を育むエクササイズ
川の心
無常と清浄の象徴/「川の心」とは/宮沢賢治とガンジー/今に届く新しい光を思い描く/「正しさ」を深化させる/「川の心」を育むエクササイズ
大地の心
すべての母胎である「大地」/本当の豊かさを教える「大地」/「大地の心」とは/澤田美喜とカーネギー/「見守る心」を育み、「縁」として歩む/「大地の心」を育むエクササイズ
観音の心
「菩薩」とはいかなる存在か/「観音菩薩」が愛される理由/「観音の心」とは/法然とナイチンゲール/その人の立場に立って自分にできることを尽くす/「観音の心」を育むエクササイズ
風の心
新たな世界をもたらす「風」/新しい秩序を運んでくる「風」/「風の心」とは/高杉晋作とルター/大切な願いを見出し、まっすぐに歩む/「風の心」を育むエクササイズ
海の心
この青き星をつくる「海」/光の「海」・意識の「海」/「海の心」とは/桂小五郎とリンカーン/「海」をイメージし、共通部分を見出す/「海の心」を育むエクササイズ
太陽の心
生命と光の象徴――「太陽」/「太陽の心」とは/坂本龍馬とヘレン・ケラー/本当の歓びを生きて他を励ます/「太陽の心」を育むエクササイズ
あとがきにかえて――「菩提心発掘」のさらなる手がかり
一つの菩提心を選ぶことから/人間の「4つのタイプ」/「4つのタイプ」には発掘すべき「菩提心」がある/「菩提心」の共鳴をめざして
<付録1> 「12の心」の瞑想の方法
<付録2> 自己診断チャート――あなたが育むべき菩提心とは

読者の声

巻頭の菩提心のイメージ写真は見ているだけで癒される
『12の菩提心』に書かれている菩提心の一つ一つは、どれも魅力的で、「ああ私も、このようなすてきな心になれるように努力したい」と思いました。本文の中に過去の偉人の例を挙げて説明して下さっているのは、とてもわかりやすく、勉強にもなりました。毎日、忙しくしていますが、心を育むエクササイズだけは、少しずつ続けてゆきたいと思っています。巻頭の菩提心のイメージ写真は美しくて、見ているだけで癒されてしまいました。
(20代女性・会社員・大阪府)
『12の菩提心』を人生の指針として
スピリチュアルブームの中で数多くの本が出ていますが、「永遠を生きる魂の存在」として人間を受けとめ、人生のおける実践の道を詳しく説かれていることから、高橋先生の著書が一番、共感と納得ができます。両親は私が幼少の頃、離婚しました。それが先日、音信不通であった実父に連絡がとれ、33年ぶりに出会ったのですが、その父が高橋佳子先生、高橋信次先生の著書の愛読者であったことには驚きました。決して、偶然ではない何かを感じています。今、新刊の『12の菩提心』が私の心に指針を与えてくれています。ぜひ日々の実践と振り返りを大切に、これからの人生を歩んでゆきたいと思います。
(30代男性・銀行員・北海道)
駅を乗り越してしまうほど、引き込まれる内容
『12の菩提心』を一気に読んでしまいました。つい引き込まれてしまい、読んでいるうちに駅を乗り越してしまいました。内容も文章も、すごい! と感じましたが、何よりも高橋先生の人間理解についての意識の高さ、透明さ、力強さに引き込まれてしまうのです。そして、自分自身の生き方の浅さを痛感します。この本を読んで、私は「風の心」が好きだなと思いました。「泉の心」にも惹かれます。仕事をしていると会社の停滞した状況がとても嫌に感じるときが多いので、自由に吹く風に憧れます。可能性の力としての「泉の心」にも憧れます。知人から良い本を紹介していただき、とても感謝しています。
(30代女性・会社員・東京都)
内容のすべてに納得ができ、人生に希望を持つことができた
9月に初めて著者の本と出会ってから、もう11冊目です。今、『12の菩提心』を読み始めています。内容のすべてに納得ができ、人生に希望を持つことができました。人生に疑問を感じ始めてから、5年近くずっと心の勉強をしてきました。でも、変わりたいと思って、日々努力しても変われませんでした。私をはじめ、変わりたくても変われないでいる人たちのために、ヒントになるような本をもっと出版していただきたいと思います。ぜひ、よろしくお願いします。
(40代女性・会社員・栃木県)
大宇宙の神秘、神様の計らいを感じる
『12の菩提心』を読んで、高橋佳子氏の丁寧で親切なお心遣いが、しみじみと感じられてきました。自然に対しても、ここまで深い造詣をお持ちになっていることにとても心が打たれました。私たちが、大自然を通して、大宇宙の神秘、神様の計らいを感じることができることを改めて確信しました。
(50代男性・会社員・東京都)
自己変革のためのすべての要素がこの一冊の本に!
どのように実践したらいいのかがわかりやすく書かれていて、私たち自身の自己変革のためのすべての要素がこの本に秘められていると感じました。地球の大自然が存在しなければ、私たちも生きてゆけませんし、魂も成長できないと感じました。この本を通して地球への感謝、宇宙への感謝を思いました。
(50代女性・主婦・奈良県)
菩提心は私の中にも眠っている
『12の菩提心』を読んで、私の中にも菩提心が眠っていることを知りました。自分のことは、自分なりによくわかっているつもりでしたが、まったく違っていました。これまで、私は自分のことを正当化することばかりを考えて生きてきたように感じます。もう一度、自分をしっかりと見直すことが必要だと感じました。年頭にあたり、そのことを肝に銘じて、一日一日を考えて生きてみようと思いました。
(50代女性・会社員・佐賀県)
ずっと求めていた人生最高の書に巡り合えた!
現代は、家庭も近所も、国も世界も「お金や物」だけの幸福を求めて、心のぬくもりや温かさの薄い殺伐とした時代だと思います。そんな時代にあって、『12の菩提心』に出会い、ずっと心の中で求めていた人生最高の書に巡り合えたと思いました。最高の喜びです。日々、よりいっそう輝く生き方ができますようにと願っています。
(60代男性・自営・宮崎県)
相談できる人もなく思い悩んでいましたが、読んで勇気が持てた
偶然、書店で見つけた『12の菩提心』。本当に素晴らしい内容で驚きました。私は40年間勤めてきた仕事を辞めて、新しい仕事を始めたいと考えていますが、この不況の中で一体どうしていったらいいものか、相談できる人もなく一人で思い悩んでいました。そんなとき、この本を読んで勇気が持てました。著者の他の本もぜひ読みたいと思います。
(60代女性・自由業・千葉県)
これほど痛みも和らげてくれる本に出会ったことはない
22歳で農家に嫁いで以来50年経ちました。3年前には主人を見送りました。その後は、それまでの農業の仕事を少しずつ減らし、家族で食べるだけの畑を守り、楽しみながらの生活でしたが、昨年暮れには大病し入院せざるを得なくなりました。そのとき、ふと新聞広告の片隅に『12の菩提心』の広告を見つけ、病院の売店の本屋さんに注文して読みました。今までじっくりと本を読むことがなかったのですが、これほど心を落ち着かせてくれて、痛みも和らげてくれる本にも出会ったことはありませんでした。心から感謝しています。ぜひ友人にもプレゼントしたいと思いますので15冊注文します。
(70代女性・主婦・愛知県)
生活に深みが出てきました
以前、『新・祈りのみち』を購入し、日々の暮らしに穏やかさが増してゆき、大変にうれしく思っていました。そんな折、書店で、『12の菩提心』を見つけました。私は以前から座禅のまねごとをしていましたので、特に菩提心の一つ一つをイメージして瞑想するやり方は、非常に参考になり毎日取り組んでいます。私自身の生活に深みが出てきたように感じています。
(70代男性・無職・千葉県)
「山の心」を読んで、励まされ頑張ることができました
苦しんでいるときに『12の菩提心』の「観音の心」の一文を声に出して読んだら、とても気持ちが楽になりました。また、病気のときに「山の心」を読むと、励まされ頑張ることができました。今後も本書のようなすばらしい本を出版してください。
(80代女性・無職・神奈川県)
書影
12の菩提心 ──魂が最高に輝く生き方
高橋佳子著  四六判並  200頁
定価 1,980円(税込)
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